生涯、技で生きていく。WAZAIKI(ワザイキ) 新潟版

板金という仕事は、建物の屋根で仕事することが多いのですが、夏なんてめちゃくちゃ暑いんですよ。工場の屋根での作業なんてことになると、なおさら遮るものがないから地獄です(笑)。でも、そのぶん燃えるんですよね。やってやろうぜ、ってなるんです(笑)。

でも、最初は本当に苦労しました。今でもわからないことがありますが、最初は専門用語にすらついていけませんでした。そもそも板金には図面がないですからね。自分たちで形状を測って、頭をつかって、“おさめる”。

“おさめる”というのは、きっちり隙間なく、金属の板を加工することです。板金の仕事は、建物の屋根や外壁に金属の板を施工していくこと。複雑な形の屋根や、凹凸のある外壁に合わせて、金属板を折ったり切ったり曲げたりするんです。仕上りがキレイにできたときは、本当に嬉しいですよ。

板金は、建物の一番外側を施工する仕事ですから、自分の仕事ぶりが一目瞭然。上手い下手がすぐにわかってしまいます。おもしろい反面大変です。一切手は抜けません。僕のポリシーは、仕事に噓をつかないこと。いいかげんな仕事は絶対にしない。スピードよりおさまりが重要だと思っています。不安になることもありますが、そうやって技を突き詰めていける仕事は楽しいですよ。年齢なんて関係ないです。この世界は、技次第ですから。